モシンのDEKIGOKORO!

今、自分の中でのブームや、考えてることを書いていきます。

EUの体制に変化があるらしい。EUに反対する極右国家主義勢力が増加しているようだ。つまり、エリート階層ではない別の勢力が台頭しつつあるということか。イギリス主導の体制からの脱却として意義のあったEUだが、内部でまとまらなくなると、欧米の弱体化が進み、ブリックスの台頭が進んでいきそうな気がする。そもそも宗教から独立した国家主権でまとまったウエストファリア体制をくずすEUは、グローバル化の象徴みたいなもので、もし崩れればTPPにも影響がある。世界国家をめざしていたキリスト教会やソ連共産主義の方向と同じ匂いのする多国籍企業主体のグローバル体制に反対する勢力が現れたのかとも思える。日本のエリート官僚や政治家が論じる環太平洋でまとまるのか、東アジアでまとまるのかという考えは、まるで大東亜共栄圏の発想となんらかわらない。違うのは、その中心が日本でなくアメリカであること。あるいは中国になること。エリート官僚は今後どちらの側についていったら自分が生きていけるかを選択するんだろうね。われわれ凡人は流されていくだけか。日本を国家主権的に独立させようなんて絶対に考えないんだろうな。平和主義って、征服された民族のいいわけみたいなものだと思うんだけどね。