モシンのDEKIGOKORO!

今、自分の中でのブームや、考えてることを書いていきます。

今週のお題

いたずらな子供だった。

なんかの式の最中、前の女の子のイスが壊れていて、
多分、背のところのビニールを止めてあった画鋲が
取れかかっていたんだと思う。
校長先生の挨拶が退屈で、長くて・・・飽きてしまったんだろうね。
その画鋲を取って、前かがみになった女の子のおしりの下に
さっと滑り込ませて、ほくそ笑んだ。してやったり。
そして知らん振りを決め込む。
当然、叫び声とともに、注目を浴びる・・・みつかってさんざんしかられる。

また、ある掃除当番の日は、広い校庭で数人のクラスメートと石拾い。
多分、運動会とかの前だったんだろうなあ。
錆びて真っ赤になった鋏みが落ちていたのを見つけた。
危ないよね・・・おとなしいS君が少し遠く(子供の目で15mはあったよう
におもうけど、もっと近かったのかもしれない)に居た。
何とはなしに、彼の頭を目掛けて投げてみた。いつもはコントロール
全くない自分が、神になったように正確な放物線を描いて、S君の頭の
真ん中に、きれいに突き刺さった。それからのことは記憶にない。
先生に連れられて、頭に包帯でグルグル巻きになったS君の家に
あやまりに言ったことは覚えている。
S君の親もS君ににて、おとなしそうで、力なく微笑んだ顔を覚えている。

そんな子供の頃の夢は、卒業文集によれば、「他の星の大王」と書いている。
具体性の全く欠如した、いい加減な答えだ。
しかも、自分の星(地球)ではなく他の星だ。現実逃避なんだろうか。
たしか記憶では、最初は「昆虫博士」になりたいと言っていたような
気がする。虫が好きで、学校から帰ると近くの森や畑や川で、虫を取って
1人で遊んでいた。中学ぐらいから「小説家」になりたい、と言っていた。
友達とノートをまわして、SFのようなサスペンスのような恋愛もののような
わけのわからない小説を書いていた。途中、そのノートがいつの間にか
仲間の輪からはずれて、全く知らない人が書き込んでいたりして、
話の展開も、最初に決めていたものとはかけはなれていって・・・戻って
こなくなってしまった。今はどこにあるんだろうか。

子供の頃の夢は、実現しなかったが、それでよかったのかなと思っている。